子供の矯正
子供の矯正治療について特徴やメリット・デメリットなどをまとめました。
子供の矯正治療の特徴
顎の骨の成長は、大人になると止まってしまうため、矯正歯科の治療でも成人では歯を移動させることしかできなくなります。
子供の時期から矯正を行うことによって、顎の骨の成長をコントロールしながら、理想的な歯列の矯正を行うことは可能です。
左右どちらかにずれている
受け口(下あごが前方に突き出している)
出っ歯(上顎前突)
開咬(咬合が悪く上下の前歯が噛み合わない)
埋伏歯(歯が正常に生えず顎の肉に埋もれている)
といった歯の並びをしていた場合、治療によって大きな治療効果が期待できます。
子供の顎の矯正治療は、骨の形成される6歳~14歳の間に行うともっともよいとされており、永久歯の生え変わりの終わる15歳前後までは、経過観察を必要とするため、治療期間は大人の矯正よりも長くなります。
矯正費用の目安
医院によって、治療や費用のシステムは異なります。一般的な治療にかんする相場は次のようになります。
- 【初診相談料】
- 無料~5,000円
- 【検査・診断料】
- 3万円~10万円(一部無料の医院もあります)
- 【矯正治療費】
- 30万円~60万円程度(全顎)
- 【調整料】
- 1回3,000円~1万円(1~2ヵ月に1回)
子供の歯列矯正治療のメリット・デメリット
メリット
- 永久歯を抜かずに矯正できる
- 大人になってから矯正する必要がなくなる
- 顎の成長によって自然で、無理のない矯正が可能
- 矯正装置を付けていても、周囲がそれほど気にしない
デメリット
- 矯正期間の長期化
- 永久歯の生え変わりと同時進行のため、見た目の印象の変化
- 矯正を嫌がると、よい効果を得られにくい
- 月に1回程度、親の同伴で通院しなければならない
- 歯磨きが不十分だと虫歯になりやすい