年齢制限はありますか?
このページでは、歯の矯正に適した年齢はあるのかを調べています。
歯の矯正に適した年齢はあるのか
歯の矯正は子供の頃に行うのが理想的ではありますが、年齢制限はありません。20代から50代以降でも、矯正治療を行っている人は大勢いるのです。
- 子供が矯正治療を行うメリット
- 永久歯に生え変わる時期に行うことで、より良い治療が実現する。治療費を安く抑えられる。
- 大人が矯正治療を行うメリット
- 自身の歯を長く生かすことに役立てられる。歯を削る治療を行う際にも、咬み合せの条件が良好なほど、長持ちする。
とは言え、年齢を経るに従い発生した口内の問題を伴いながらの矯正となりますので、さまざまな疑問や不安も生じやすいと思います。
虫歯や歯周病がある場合
まず一般の歯科で虫歯/歯周病の治療を行ってから、矯正をスタートすることになります。
その前に矯正専門歯科を受診し、矯正の大まかなプランを相談しましょう。なぜなら、矯正に抜歯が必要になることがあるからです。その歯が虫歯の場合、事前に治療を行っても、治療費が無駄になってしまいます。効率の良い矯正のために、まず自身の口内環境をよく知りましょう。
治療済みの歯が気になる場合
ほとんどの大人は、歯科での治療経験があると思います。詰め物があったり、神経を抜いた歯を矯正する場合、問題はないのか…、という点が気になるのではないでしょうか。
こちらも矯正治療をスタートする前に、矯正専門歯科で相談を行ってください。きちんと申告を行い、一人ひとりに合った矯正治療を行うことが、重要です。
差し歯がある場合
差し歯とは、歯の根に被せ物(セラミックや金/銀歯など)をしてある歯を指します。歯の根さえしっかりしていれば、矯正は問題なく行えます。
ただ治療の過程で、矯正装置が差し歯の一部に破損を加えることがあります。その場合は矯正治療の終了後に、新しい差し歯を作る必要が生じます。
金属アレルギーがある場合
金属アレルギーの出やすい金属として、ニッケルやクロム、コバルトなどが挙げられます。
しかし近年は生体との親和性が非常に高いチタンなどを使用した、ノンメタル治療も可能となっているので、矯正治療をスタートする前に、きちんと医師に相談しましょう。
いかがでしょうか。大人になってからの矯正治療は、医師とのコミニュケーションが重要です。懸念点をしっかり相談したうえで、より良い治療を行っていきましょう。